6/16(木)仙台市稲葉副市長との面談に行って参りました。

最初に、今回このような意見交換の機会を頂いたことへの感謝とお礼のあいさつ。

次に、本日提出する「請願書」と5/17に提出した「要請書」の訂正箇所3点を会より説明。
①空間放射線量の測定の高さ:大人1.5m子ども0.5m→大人1.0m子どもは地表での測定へ(子どもが遊ぶ際、砂埃等吸い込む可能性が大きいため)
②給食の食材について:食材の原産地公表→食材の原産地と放射能検査の実施。より汚染の少ない食材について考えていただきたい。
③プールの使用について:放射性物質の濃度を測定→雨などでプール内の放射性物質濃度が高くなる事も考えられ、1度の測定では不十分、プールの授業の度の測定が必要と考えられるので、その体制が整うまで今年度のプールは中止として頂きたい。
更に、「今年度の学校等におけるプールの使用について申し入れ書」の提出
※ 今回県内の保護者の皆さんにプールについてのアンケートを解答いただき、プール清掃で汚染が高そうな汚泥等の掃除を既に子どもがしていたという小学校が多く、残念だったこと、7割の親がプールに入ることに不安を抱いていることもご報告させて頂きました。

そして稲葉副市長よりお話を頂きました。
仙台市としても、今回のような原発の事故対応は初めてのことで、大変だったとのことでした。
放射線量の測定について
私たちの5/17「要請書」を受け、全小・中学校、幼稚園、保育園で測定をし、現在無認可保育所や公園の計測をしていますが、ここまでで0.5〜0.17マイクロシーベト、平均すると0.11マイクロシーベルトで年間1ミリシーベルトに収まる範囲内で、ただちに健康に影響ある値ではないとの見解。
プールの検査について
早い段階で水をためた小学校、各区1校で5校分の水質検査を東北大に依頼。今日明日くらいで結果が出る。その結果を見てプールの授業をどうするかを判断する。またこの検査で終わりではなく、空間線量の高いところを抽出してプールの測定を行う予定もあるそうです。
給食について
基準値内で安全と判断されたものが、各地から中央市場に来た食材を使用しているので基本的には大丈夫との見解。給食センターで使用した食材の原産地については今後1週間分くらいをまとめてホームページに掲載する予定。

それから危機管理監の方からもお話があり、水筒・弁当の持参は各校で柔軟に対応するようにとか、校外学習については現段階の放射線量が安定しているので、事前に測定してから実施するというところまでは今のところ考えていない。
仙台市としては、今後もできるかぎり努力していきたいとのことでした。

稲葉副市長には、ブログに書き込んでくれた皆さんの思いをプリントアウトしたものをお渡ししました。たくさんの思いが伝わりますように。

なんとなくこうなるかな?と思ってはいたことですが、年間1ミリシーベルトを越さないから大丈夫・安全・安心という言葉が多く出たように思います。ホットスポットの存在についても、今回の測定結果と照らし合わせても、そう大した線量ではないのではないか?というご意見も聞きました。

問題となるのは空間線量だけではなく、内部被曝の問題があること、母としてはその被曝を最小限に抑えたい、そのためにこの請願を出していると、きちんと伝えて参りました。

会のメンバーより「園や保護者の意識の差で、子どもに(被曝の)差が出るのがいたたまれない。子ども達が等しく救われるためには仙台市が率先して、先を見越して、動いていただけることを期待しています。そして私たちも共に協力して子どもたちを守っていきたい。」という気持ちを伝えました。本当にその通りです、この問題は自分の子どもだけ救われればいいという問題ではないですよね。
10名ほどの会の皆さんに見守っていただき、思いを発言してくださり、本当にありがとうございました。心強かったです!!

最後に、このように副市長に会えるように手を尽くしていただいた岸田幹事長、司会進行をしてくださった小山議員はじめ社民党の皆様、本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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終了後 控室では…それぞれの地域の情報交換をしました。白石からも来てくださり、状況を話してくださいました。これからもつながりをもって前に進んでいきましょう!と思いをわかちあった素敵な時間でした☆