宮城県議会へ提出予定の請願書(案)   6月4日現在

宮城県の子どもたちが安心して暮らせるように情報の公開・共有・教育機関等への指導を求める請願書

1 請願の要旨
(1)宮城県における空気中の放射線量を市町村(仙台市は各区)ごとに測定し、宮城県のホームページに掲載してください。(このとき、大人の被曝の参考にするために地表1.0メートル、子どもの被爆の参考にするために地表での測定をしてください。)

(2)保育所で次の取り組みをお願いします。
?給食に使用される食材の原産地の表記と放射能検査を実施し、保護者にお知らせください。さらに、被曝は積算されることから、「給食」と「水道水」摂取についての「内部被曝」を計算し、1時間あたりのマイクロシーベルトに換算して公表してください。それによって、保護者が上記の「空気中」と合計することができ、子どもの被曝量を具体的に知ることができるからです。子どもの内部被爆を避けるため、より汚染の少ない食材を使用してください。
?放射線測定器を設置し、建物内の空気、園庭や遊具上の放射線濃度の測定をおこなうように指導してください。特に砂場、園庭で運動などをするときに、土煙などから被曝する量を示してください。

(3)公立の幼稚園、小学校、中学校で次の取り組みをお願いします。
?給食に使用される食材の原産地の表記と放射能検査を実施し、保護者にお知らせください。さらに、被曝は積算されることから、「給食」と「水道水」摂取についての「内部被曝」を計算し、1時間あたりのマイクロシーベルトに換算して公表してください。それによって、保護者が上記の「空気中」と合計することができ、子どもの被曝量を具体的に知ることができるからです。子どもの内部被爆を避けるため、より汚染の少ない食材を使用してください。
?放射線測定器を設置し、建物内の空気、校庭や遊具上の放射線濃度の測定をおこなうように指導してください。特に砂場、校庭で運動などをするときに、土煙などから被曝する量を示してください。

(4)私立の幼稚園、小学校、中学校で次の取り組みをお願いします。
?給食に使用される食材の原産地の表記と放射能検査を実施し、保護者にお知らせください。さらに、被曝は積算されることから、「給食」と「水道水」摂取についての「内部被曝」を計算し、1時間あたりのマイクロシーベルトに換算して公表してください。それによって、保護者が上記の「空気中」と合計することができ、子どもの被曝量を具体的に知ることができるからです。子どもの内部被爆を避けるため、より汚染の少ない食材を使用してください。

?放射線測定器を設置し、建物内の空気、園庭や遊具、校庭上の放射線濃度の測定をおこなうように指導してください。特に砂場、園庭、校庭で運動などをするときに、土煙などから被曝する量を示してください。

(5)遠足や校外学習に際して、放射線量を測定し、安全な場所へ引率していただくように指導してください。活動後には具体的な被曝量を公表してください。

(6)風向きを考慮し、場合によっては屋外活動を自粛または延期するように指導してください。

(7)各家庭でマスクの着用や弁当や水筒の持参を取り決めた場合、それを尊重していただけるよう指導してください。

(8)毎日風に乗って運ばれる放射性物質と、雨によって落ちてくる放射性物質によって、プールの放射能汚染濃度は日々高くなると思われます。「内部被爆」「外部被爆」の危険性を考慮し、今年度はプールの使用を禁止してください。

(9)被災の大きかった場所の子どもたちが、アスベスト放射線の被害にあわないよう、汚染状況の確認と対応を至急行ってください。


2 請願の理由

3月11日、東日本大震災が起こり、たくさんの方が亡くなりました。
また、その影響で、東京電力福島第1原発事故が起き、今も予断を許さない状況です。原子力発電所からは毎日放射能が出つづけ、海には汚染された水が流されています。

 その福島県は隣県であるにもかかわらず、宮城県放射能の汚染がどれくらいなのか、よくわからないままの状況が未だに続いています。

政府が暫定基準を定めたものの、平常値と比べて高いものであり、子を持つ親を中心に、放射能の影響が出ると言われている5年後、10年後、その先も子どもたちが健やかに育つことができるのか、現状に対しての不安が高まっています。

不安な状況の中、自ら情報を探し、悩み、家族や友人、学校など周囲に相談しても理解してもらえず、孤独な内に深く悩んでいる方、迷い、悩み、罪悪感を抱えながらも、子どものために、愛する宮城県を離れる決断をされた方も多くいます。

乏しい情報公開と、安心できない暫定基準内での生活では、政府・行政に守られている実感はなく、自衛のための情報収集や周囲との交渉による軋轢等で、心身共に疲弊してしまいます。

私たちは、愛する宮城の地で、これからの復興を支える子どもたちを、健やかに育てて行きたい、と考えています。

私たちに安心できる環境と情報を下さい。