8/4仙台市長宛ての要請書の回答書と面談内容です。

8/4、夏休み中にも関わらず要請にきてくださった方、ありがとうございます。
回答書をいただきましたのでご報告させてください。
以下は面談内容になります。

1(食材、給食について)

市でも測定器購入の方向でいるそうです。(健康福祉局の予算らしい)
ゲルマニウム半導体検出器や、簡易測定器など検討されているとのこと。
給食の食材についても測定する予定だそうですが、
機器の入荷時期が遅れており、まだ時間がかかりそうですが
検出の数値まで公表する予定だそうです。

宮城県内ですでに行われている食品スクリーニングの取り組みなどを紹介しながら、
「全部を計測するのではなく、土地と産物を紐付けて、効率良くデータをとってみては」との提案や
「より、汚染の可能性の高い産地や検出の可能性が高い産物」や「よく使う食材」を優先的に計測して欲しいこと
「検査した実績のある産地や作物の使用」を心がけてほしいなど意見交換しました。

具体的には対応は決まっていないそうですが、意見を参考にし、前向きに対処くださるとのことです。



2(職員研修について)

今後は市民向けの勉強会や
学校関係、特に管理職の方向けの(保健の内容を中心とした)研修を予定されているそうです。
今後も研修は機会を見て行いたいとのことでした。

市職員などに向けた研修会は9月2日に実施されており、
会場の定員を上回る参加希望があり、関心の高さがうかがえたとおっしゃっていました。

市民向けの勉強会(15日 戦災復興記念館)も会場の定員を超える出席者が予想されるので、会議室を別会場としてモニターで見ていただくように準備されているそうです。
配布資料などは出来る限りHPでアップし、自由にダウンロードできるようにするとのお話でした。

食材や産地に関する留意点などについては、勉強会でもアドバイス頂けないかと質問したところ、慎重に扱いたいとの回答でした。


食材の検出については検出器の機種やメーカーによって、又は検査者の知識や技能によっても分解能の高さに差が出るので、きちんと研修して測定に及ぶそうです。



3(野外活動について)


本来の修学旅行は5〜6月がシーズンで、この震災の状況下、修学旅行の是否は3月末から4月までに決定しなければならない環境でした。
4月7日の大きな余震があったこともあり、より安全なところに、という判断をされた学校が多かったそうです。


また、市内のモニタリングも、ピックアップしながら継続しており、HPに掲載しているとのこと。

盛岡市は校内計測でホットスポットを探す取り組みをしているので、仙台市でも!」と提案したのですが
各校で要望があった場合に柔軟に応じるとお話されていました。



4(健康検査について)

宮城県で検討委員会を立ち上げるので、声がかかるか様子見だそうです。
私たちとしても、「全県民」を目標にすると「0か100%か」という議論になると思うので
立ち消えないよう、10%など、初めはサンプルとしてでもいいから取り組んでいただきたいとお話ししてきました。


以上になります。

今後も情報交換会、お茶会等を通して皆様と意見交換できればと思っております。
今回も要請の機会をつくっていただきました社民党議員さんはじめ、仙台市職員の方々、とてもお忙しい中お時間をいただきましてありがとうございます。